スキンケア ~ドライスキンについて~

ドライスキンとは

 皮膚の角質層の柔軟性が低下し、角質が固くもろくなり、角質水分量が減少した状態。

 問題なのは、外からの刺激やアレルゲンの侵入を保護するバリア機能が破たんすること

浸軟とは

 水に浸潰して角質層の水分量が増加し一過性に体積が増えてふやけることで、可逆性の変化である。

乾燥により角質水分量の減少、菱成分の低下が起こる

浸軟により水分喪失量が増えたり、外力の抵抗性低下が起こる


皮膚の状態が乾燥、浸軟どちらに傾いても皮膚障害のリスクが生じる。

       
                        

皮膚乾燥のスキンケア

局所療法

   油脂性軟膏
   尿素含有クリーム・ローション
   ヘパリン類似物質
   その他
 

全身療法

   熱い湯や長湯での入浴を避ける
   岩塩タイプの入浴剤は避け(皮膚温をあげるため)、保湿成分の含まれるものを使用
   石鹸で皮膚を強くこすらないで、よく泡立てて愛護的に
   入浴後は必ず保湿クリームを塗る
   室内の乾燥に注意し、必要なら加湿器を使用する

保湿剤の塗り方

軟膏やクリームは人差し指の先から第一関節まで伸ばした量、ローションタイプの場合は、一円玉の量が約0.5gである。
この量で、およそ手の面積2枚分に塗れる。
ティッシュが皮膚につく、または皮膚がテカる程度も使用量の目安になる。