実習計画の聞き方

病棟に看護実習生が来ています。私も経験した道なので看護実習がどんなに大変かわかっているつもりです。

でも、学生も大変だけど受け入れる実習指導者も大変なんだと言いたい。

実習は学生にとって教育の一部なのです。なので、こちらも教育的に関わらないといけないのです。新人看護師に業務のやり方を教えるのとは、ちょっと違う感じがします。

技術とかよりも考え方みたいなところを教える感じです。なので、どうしてそれをするのか根拠も聞くし、時には私自身の看護観みたいなのも語らないといけないことがあります。

私が普段なにを大事にして仕事してるのかみたいなやつを、ごちゃごちゃした意識の中から言葉にして紡ぎ出す作業が中々に大変なのです。

 

朝の行動計画を聞くときは

目標に対する計画が立てられてるかを確認します。

学生が考えできた目標は否定しないで、その目標にあった計画が根拠を持って立ててきたか確認します。

 

患者さんの状態やイベント事に合わせて計画が実現可能か、また不足はないかを確認して、アドバイスします。

変な根拠を言ってたら、それはどういうことですかとツッコミます。

 

良いと思ったことは、褒めます。よく勉強してますねとかいい気づきができてますとか褒めます。

 

実習を受ける前には、その実習で学ばなければならないことが何なのか確認しておくことが必要です。

学ばなければならないことは、学校から渡される実習要項を参照します。

急性期看護なら、周術期や症状の強い時期を受け持ち、患者の状態もどんどん変わります。

3週間の実習だと1週目は情報収集して問題点抽出して、2週目から看護計画立てて実施していく流れが多いです。でも周術期は1週目に手術があり、術前後の看護をやっていき、2週目は離床が進んでADLの再獲得みたいなところに患者さんの状態が進んでいます。

なので学生のスピード感が追いついてこないので、指導者は引っ張っていく必要があります。

このような場合は、学生の気づきを促すとかコーチングとかよりも、ティーチングの方がいいと個人的には思います。

 

私だったらどんな看護をするかなとかをあらかじめ考えといて、行動計画を聞くようにしています。